計量関係功労者経済産業大臣表彰受賞

　計量関係功労者経済産業大臣表彰とは、計量関係事業者、計量関係団体等の職務において、多年にわたって計量関係事業の発展、計量器の発達・改善、計量思想の普及または計量行政の運営等に尽力し、その功績が顕著であると認められた方を表彰するものです。2025年度の当協会関係者の表彰は、大角 武志様、大野  哲様が受賞されましたので、ここにお喜び申し上げるとともにお知らせいたします。
　
　大角様は、2007年より一般社団法人日本環境測定分析協会（日環協）の理事に就任し、2020年まで13年間にわたり活動されました。2021年から2024年までは副会長として、協会の発展にご尽力されました。理事就任当時は、リーマンショックの影響が業界を直撃する厳しい時期でしたが、「業界や社会の発展に貢献したい」という強い思いを胸に、協会活動に積極的に取り組まれました。中でも、2015年の「第26回日環協・関東支部環境セミナー in YOKOHAMA」、2024年の「第31回日環協・環境セミナー全国大会 in かながわ」では実行委員長を務め、会員との連携を重視した運営を推進。特に第31回環境セミナーではグラフィックファシリテーションの特別体験講座を導入し、世代を超えた対話の場を創り出しました。若手からベテランまでが共に学び合える大会となり、参加者からも高い評価を受けました。

　大野様は、2009年より愛知県環境計量協会（愛環協）の理事として、教育研修の充実や災害時対応体制の整備に尽力され、2019年からは会長として協会運営の中心的役割を担い、教育研修に対する理念を尊重しつつ、人材育成を継続することが重要との自身の思いを加えることで、DX時代にふさわしい柔軟かつ先進的な研修プログラムへと発展させました。また、一般社団法人日本環境測定分析協会（日環協）では、理事および中部支部長として全国的な活動に携わり、環境計量の発展に大きく貢献されました。さらに、コロナ収束後に開催された「第30回日環協・環境セミナー全国大会inふじのくに」では大会実行委員長として450名を超える参加を得るなど、セミナーを成功に導かれ、JEMCAインストラクターによる技術発表審査を初めて導入するなど、新たな挑戦にも積極的に取り組まれました。2025年に中部支部長を退任された後も、「環境セミナー全国大会in富山with能登」の実行委員長としてご尽力されており、経営層を対象とした“未来創造シンポジウム”を企画。環境測定分析業界の将来を見据える貴重な機会となることが期待されています。

「第27回日環協環境セミナー全国大会in富山with能登」2025年202511月28日（金）開催
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　表彰式は、2025年11月4日、午後1時30分から、ホテルインターコンチネンタル東京ベイにて行われます。
　計量関係功労者経済産業大臣表彰は、大角様、大野様のほか4名の方が受賞されました。