環境測定分析士等概要

環境測定分析士等概要

大気汚染物質、水質汚濁物質や騒音等の測定分析の業務は、環境への負荷の大きさを把握し、環境への負荷軽減と環境保全の効果を評価するために必要不可欠なものであり、地球環境保全と国民の「安全・安心」の確保に大きく寄与しています。そのため、環境測定分析には的確さと高い信頼性が求められています。
その現場で実際に活躍している方の能力と技術力を評価するのが、「環境測定分析士」と「環境騒音・振動測定士」です。現場技術者の方々のチャレンジをお待ちしております。

メリット
環境測定分析士等試験は、2006年の開始以来、合格者が5,300名(2024年3月現在)を超えました。すでに大阪府や鳥取県では入札の際に必要な業務責任者等の資格として、環境計量士(濃度)、技術士(環境部門等)と並んで環境測定分析士を挙げています。これから更に、資格取得のメリットの増加が期待できます。
当協会の会員企業にも、多くの合格者・登録者が在籍しています。
 環境測定分析士1級、2級、環境騒音・振動測定士上級登録者ページ
 正会員検索ページ
3級試験/初級試験は環境測定分析業界への就職を考えている方には大きなプラスとなるでしょう。

特徴
環境測定分析士等試験は、類似の資格試験と異なり実技試験を導入しています(環境測定分析士1級、環境測定分析士2級、環境騒音・振動測定士上級)。受験資格に、資格保有・実務経験が必要で、実務に携わる方が対象になります。
3級試験/初級試験は入門編としての位置づけになりますので、環境分野に興味をお持ちの方であればどなたでも受験できます。
まずは、入門編の試験から資格取得をめざしてみませんか。

環境測定分析士3級試験/環境騒音・振動測定士初級試験(両試験とも)
 合格率60%超(2024年度実績)
 全30問四択問題
 

資格区分

区分 試験方法 募 集 試 験
環境測定分析士3級 筆記試験 毎年4月上旬~5月中旬 毎年6月中旬
環境測定分析士2級 筆記試験 毎年7月上旬~8月下旬 毎年10月中旬
実技試験 毎年11月中旬締切
ウェブ面接試験 毎年翌年1月下旬
環境測定分析士1級 筆記試験 隔年7月上旬~8月下旬 隔年10月中旬
実技試験 毎年11月中旬締切
ウェブ面接試験 隔年翌年1月下旬
環境騒音・振動測定士初級 筆記試験 毎年4月上旬~5月中旬 毎年6月中旬
環境騒音・振動測定士上級 筆記試験 隔年6月中旬~7月末日 隔年10月中旬
実技・面接試験 隔年翌年2月上旬

※詳細は、資格試験毎にこちらのページよりお知らせいたします。
※受験資格等詳細については、「環境測定分析士等資格認定ご案内」を参照ください。

環境測定分析士1級・2級・環境騒音・振動測定士上級試験合格後の登録について
(1)環境測定分析士1級、2級及び環境騒音・振動測定士上級になるには、試験に合格後3年以内に初期登録及び5年ごとの更新手続き(有料)が必要です。
(2)登録及び更新に関する手続きの詳細及び環境測定分析士等の資格認定制度に関する規程は、こちらを参照ください。

 

出題範囲

環境測定分析士
区分 試験内容 必要なスキル 受験対象 主な出題内容
環境測定分析士1級 筆記試験
(記述式)   4問
実技試験
ウェブ面接試験
高度な専門的知識・
技術
指導能力
中堅~熟練技術者
指導者
化学基礎
法律
サンプリング
前処理
測定技術
測定機器
統計
精度管理
倫理規範
環境測定分析士2級 筆記試験
(四択式) 20問
(記述式)   4問
実技試験
ウェブ面接試験
専門的知識・技術 中堅技術者 化学基礎
法律
サンプリング
前処理
測定技術
測定機器
統計
精度管理
倫理規範
環境測定分析士3級 筆記試験
(四択式) 30問
基礎的知識 新任技術者
学生
化学基礎
分析化学
環境問題
サンプリング
測定技術
測定機器
統計

 
 

環境騒音・振動測定士
区分 試験内容 必要なスキル 受験対象 主な出題内容
環境騒音・振動測定士上級 筆記試験
(四択式) 20問
(記述式)   4問
実技試験
面接試験
専門的知識・技術
指導能力
中堅~熟練技術者 法律
騒音基礎
騒音測定方法
騒音評価
振動基礎
振動測定方法
振動評価
環境騒音・振動測定士初級 筆記試験
(四択式) 30問
基礎的知識 新任技術者
学生
法律
騒音基礎
騒音測定方法
騒音評価
振動基礎
振動測定方法
振動評価

 
 
お問合せ先
Eメール:info(a)jemca.or.jp
    「(a)」を「@」に変えて送信してください。

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