UILIとは
The Union Internationale des Laboratoires Indépendantsは、民間セクター※の試験所・校正機関と科学技術の分野におけるコンサルタントのための世界的な組織です。
UILIは、会員に共通の利益に関する国際的な討論の場を提供し、科学分野における専門的かつ商業的に有益なネットワーク作りに貢献しております。UILIは、研究所と科学分野におけるコンサルタントの現状の向上と、国際貿易における重要性の強調に努めております。
(UILI日本語版ホームページより引用)
当協会はUILIの日本の代表会員であり、当協会正会員はUILIの協会会員となっています。
※ 2007年9月の規定改訂の際に、民間セクター以外の会員も加入できるようになっています。
UILIに関するFAQ(よくある質問とその答え)
- UILIって何?
- UILIの本部はどこにあるのですか?
- UILIは何の目的で設立されたのですか?
- UILI設立当時は、どのような国の団体等が加盟していたのですか?
- どのような国の方々が参加しているのですか?
- UILIの加盟団体の中で、傘下にある事業所の数が最も多い団体はどこですか?
- UILIの歴代会長は、どのような国から選出されているのですか?
- UILI総会はいつ開催しているのですか?
- UILIの総会には誰が出席しているのですか?
- UILIの総会開催場所は加盟国の持ち回りと聞いていますが、過去にどこの国で開催されたのですか?
- 一般会員が参加することはできるのでしょうか?
- 会費はあるのでしょうか?
- UILIにおける年間活動費はどの程度の規模ですか?
- UILIはどのような活動をしているのですか?
- これまでUILIの活動に尽力された方にどのような方がいますか?
- UILIの活動の成果として、どのようなものがあるのですか?
- UILIの活動に参加して得られた諸外国の事情には、どのようなものがありますか?
- UILIの活動で、直接、日環協会員が関係するものにどのようなものがありますか?
- UILIでは主に何を議論しているの?
- 今、UILIで問題になっていることは何ですか?
- 日環協がUILIの会員であるメリットは、何がありますか?
- 日本の業界に何か恩恵はあるのでしょうか?
- UILIからは、どの程度の頻度で情報が届いているのですか?
- UILIから届いたメールのトピックスにはどのようなものがありますか?
- UILIは今後どのような方向に進むのでしょうか?
Q1. UILIって何?
A1. UILIは略称です。
正式名称はフランス語で「Union Internationale des Laboratoires Indépendants」、英語名称は「International Union of Independent Laboratories」、日本語名称は「国際民間分析試験所連合」です。
フランス人の科学者ロバート・デュボイス氏の呼びかけで1960年に設立された民間分析機関の連合組織です。2007年9月には規約が改訂され、政府系分析機関も入会可能となりました。UILIは50年を迎えるに当たってこれまでの活動をまとめています。今年中には完成するでしょう。
Q2. UILIの本部はどこにあるのですか?
A2. アメリカのワシントンDCにあるACIL(アメリカ協会)本部内にあります。
Q3. UILIは何の目的で設立されたのですか?
A3. 欧州内の民間分析機関の経営者を集めて連合組織体制を確立し、民間の声を各国政府機関へ届けることや、また、各国間で情報交換を行うプラットホーム的な役割を果たすことを目指して設立されました。
Q4. UILI設立当時は、どのような国の団体等が加盟していたのですか?
A4. フランス、ドイツ、ベルギー、オランダ、イタリアです。
Q5. どのような国の方々が参加しているのですか?
A5. 協会加盟している国は、日本、アメリカ、カナダ、オランダ、スペイン、ベルギー、フランス(協会会員)の7ヶ国で、その他に非協会会員としてアルゼンチン、インド、チリ、シンガポール、マレーシア、トルコからの企業会員もいます。
また、その役員会は、各国の民間試験所組織(協会)の代表役員と代表代理1名ずつおよび非協会の正会員代表1名で構成されています。
なお、日本の代表役員は当協会の田畑名誉会長で、現在はUILI会長です。
Q6. UILIの加盟団体の中で、傘下にある事業所の数が最も多い団体はどこですか?
A6. 当協会が最も多く、次いでACIL(アメリカ:128)、CCIL(カナダ:50前後)、AELI(スペイン:38)、VRS(オランダ:6)、APROLAB(フランス:8)、UPLEAR(ベルギー:8)になります。
注:( )内は会員法人数。
Q7. UILIの歴代会長は、どのような国から選出されているのですか?
A7. フランス、オランダ、イギリス、ドイツ、スペイン、アメリカ、カナダ、日本です。
Q8. UILI総会はいつ開催しているのですか?
A8. 少なくとも、2年以内に1回行うことになっています。秋季役員会と同時に開催することが多いようです。なお、役員会は毎年春と秋の2回実施しています。昨年、事情によって前会長が任期期間中に辞任いたしましたので昨年・一昨年と連続して総会を開催いたしました。したがって、次の総会は2010年になります。
Q9. UILIの総会には誰が出席しているのですか?
A9. 当協会からは、日本代表役員として田畑名誉会長が、代表代理として橋場会長が出席しています。過去には協会の海外視察団が参加したり、東京開催の回では多くの協会会員にご参加頂きました。
Q10. UILIの総会開催場所は加盟国の持ち回りと聞いていますが、過去にどこの国で開催されたのですか?
A10. フランス、ドイツ、イギリス、ベルギー、オランダ、スペイン、アメリカ、デンマーク、日本で開催されました。
Q11. 一般会員が参加することはできるのでしょうか?
A11. 総会であれば一般会員(当協会正会員の各社は、協会会員になっています)でも参加できます。
Q12. 会費はあるのでしょうか?
A12. あります。
年会費は協会の会員数により異なり、当協会の場合は年間5,500ユーロです。なお非協会会員は1会員として扱われます。
| 会員数 | 会費 |
|---|---|
| 2-9 Members | 990 ユーロ |
| 10-29 Members | 1,700 ユーロ |
| 30-89 Members | 2,475 ユーロ |
| 99-399 Members | 4,400 ユーロ |
| >399 Members | 5,500 ユーロ |
Q13. UILIにおける年間活動費はどの程度の規模ですか?
A13. 700万円程度です。
Q14. UILIはどのような活動をしているのですか?
A14. ISO(国際標準化機構)、ILAC(国際試験所認定協力機構)、UNIDO(国際連合工業開発機関)、EUROLAB(欧州試験所協力機構)、EOTC(欧州適合性評価機関)などの国際的な試験所認定や国際標準規格の作成に関わる団体と積極的に関わりを持って活動に取り組んでいます。
また、近年では、UILI-ILP(Inter Laboratory Practice)国際技能試験を実施しています。
Q15. これまでUILIの活動に尽力された方にどのような方がいますか?
A15. 名誉会員として、R・デュボイス氏、G・ウォルフ氏、Ph・ボダート氏、A・ヘルザ氏、W・フレゼニウム氏、D・スタンガー氏、R・ボダート氏、H・ホクスクウェンダー氏、B・オリバー・ロデス氏がおり、元UILI会長である方が多いようです。
Q16. UILIの活動の成果として、どのようなものがあるのですか?
A16. 近年では、ILAC/LC(試験所委員会)やISO/CASCO(適合性評価委員会)のメンバーとして認定・認証業界への提言を行ったり国際規格の作成に参加したりしています。また一方ではUILI-ILPを実施しています。
ISO/CASCO活動においては、WG28(技能試験に関わる)とWG29(製品の認証に関わる)に参加し、それぞれISO/IEC Guide43からISO/IEC 17043への移行、ISO/IEC Guide 65からISO/IEC 17065への移行作業に参加しています。UILI-ILPについては、第3回を終了し、第4回につきましては現在検討中です。
Q17. UILIの活動に参加して得られた諸外国の事情には、どのようなものがありますか?
A17. 各国の試験書の登録の要件、業界情報(分析項目・手法・単価・登録料等)、業界における政府系事業所の独占、分析技術者の倫理問題等が挙げられます。
Q18. UILIの活動で、直接、日環協会員が関係するものにどのようなものがありますか?
A18. 主にUILI-ILPがあります。
Q19. UILIでは主に何を議論しているの?
A19. 主に民間試験所に関わる各国および国際的な諸問題を話し合っています。
過去には分析単価と不当競争問題、分析技術者の雇用問題、試験所認定とその課題、会員各国や欧州の法規制(EU指令等)などについて議論しました。最近の主な話題はILACやISOの動き、UILI-ILPです。
Q20. 今、UILIで問題になっていることは何ですか?
A20. 経済不況のあおりを受けて全体的にUILI-ILPへの参加数が伸び悩んでいますが、分析項目の選び方や参加方法などを工夫して参加数増加につながるよう努力しています。
Q21. 日環協がUILIの会員であるメリットは、何がありますか?
A21. 加盟各国の試験所事情をはじめ、各国業界の状況がカントリーレポートにより把握できるとともに、ILAC/LC(ステークホルダー会員として)※1 、ISO/CASCOのWG28およびWG29(リエゾンA会員として)※2 にUILIから代表参加者を出しており、標準化に向けてのISO等国際的な議論の場で意見を述べることができることです。またILACやISOの変化の情報を直接入手できることです。今後はグローバル化へ適切な判断に役立つと思います。
※1 ILACホームページ(会員名簿)
※2 ISO/CASCOホームページ(会員名簿)
Q22. 日本の業界に何か恩恵はあるのでしょうか?
A22. まずは色々な国と協力関係を持てることです。したがって各国の分析業界の事情を知ることができます。日本の分析各社がUILIの会員とのビジネス交流を拡大しています。
また、ワン・ストップ・テスティングを具現化するための1つの礎となるUILI-ILPを通じて、自身の事業所の分析技術を国際的に評価できます。また、現在ILACやISOには各国より代表機関が参加していますが、UILIがメンバーであるため我々会員は1議席多くなるので発言の機会が増える利点があります。
| ILACへの日本代表機関 | |
|---|---|
| 正会員 MRA(相互承認) 締結機関 |
IAJapan ((独)製品評価技術基盤機構-NITE-認定センター) JAB ((財)日本適合関認定協会) VLAC ((株)電磁環境試験所認定センター) |
| ステークホルダー会員 | JLA (試験機関連絡協議会) |
| ISOへの日本代表機関 | |
| JISC (日本工業標準調査会) | |
Q23. UILIからは、どの程度の頻度で情報が届いているのですか?
A23. LACやISO/CASCOの会議前後、UILI役員会・総会等の会議前後、UILI-ILP期間中等になると週1〜2通程度のメールが届いています。その他は内容に応じて役員間でメールによる情報交換がなされています。
なお、過去の関連資料はUILIのホームページの会員サイト(ユーザー登録が必要)から自由にダウンロードできます。
Q24. UILIから届いたメールのトピックスにはどのようなものがありますか?
A24.
・ILACやISO/CASCOに関わる年次総会・WGの開催通知や参加報告
・UILI役員会・総会の開催通知(会議資料の提出等)
・国際技能試験に関連するやり取り
・その他各国協会役員からの情報提供や相談等があります。
Q25. UILIは今後どのような方向に進むのでしょうか?
A25. これまでのILACやISOにおける活動に加え、UILI-ILPを発展させその参加数を増やし、国際的に精度の向上を目標にしています。なお、UILI内の課題として会員増強、組織力の強化を目指しています。
参考
役職員名簿 (2009年6月1日現在)
| 会 長 | Dr. Hideo Tabata(JEMCA) |
| 副 会 長 | Mr. Stephen Vincent(ACIL) |
| 副 会 長 | Dr. Manahen Fernández Alonso(AELI) |
| 財務担当 | Mr. Jan Soers(UPLEAR) |
| 事務局長 | Drs Luc H A Scholtis(VRS) |
| 役 員 | Mr. G G McIntee(CCIL) |
| 役 員 | Mr. Christophe Dufour(APROLAB) |
| 非協会正会員代表 | Mr. David H. Stanger(Alhoty Stanger社) |
| 事 務 局 | Mr. Milton Bush, Mr. Richard Bright(ACIL) |
協会名の略語表
| 略 語 | 正式名称 |
|---|---|
| UILI | Union Internationale des Laboratoires Indépendants |
| ACIL アメリカ |
American Council of Independent Laboratories |
| AELI スペイン |
Asociación Española de Laboratorios Independientes |
| UPLEARI ベルギー |
Union Professionelle des Laboratoires d'Essais, d'Analyses et de Recherches |
| VRS オランダ |
Vereniging van Raadgevend Scheikundige Laboratoria |
| CCIL カナダ |
Canadian Council of Independent Laboratories |
| APROLAB フランス |
Association Professionnelle des Sociétés françaises de Contrôle en Laboratoire |
UILIの歴史
UILIの歴史(1958-1997年)【和訳】 PDFファイル
(176KB)
UILIの歴史(1958-1997年)【原文】 PDFファイル
(3MB)
UILIのホームページにも掲載されています。
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